MENU

好きなものに囲まれた暮らし


月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるにしのびず
僕はそれを、たもとに入れた。

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちていた。

インテリア

インテリア
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが

家具

家具
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが

食器
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが

食器

小物
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが

小物
白いソファ

月夜の晩に、ボタンが一つ波打際に、落ちていた。
それを拾って、役立てようと僕は思ったわけでもないが
月に向ってそれはほうれず
なみに向ってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、拾ったボタンは
指先にみ、心に沁みた。
月夜の晩に、拾ったボタンは
どうしてそれが、捨てられようか?

月夜の浜辺


月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際なみうちぎわに、落ちていた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるにしのびず
僕はそれを、たもとに入れた。

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちていた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向ってそれはほうれず
なみに向ってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。